June 19, 2006

怒らせたわたしに殴り掛かろうとするその手を抑えたとき、その両手から感じたそのヌクモリはとてもあたたかくて、わたしは胸が苦しくなった。そして、そのとき怒っていたはずの彼は「大丈夫だよ。頑張ってるじゃん。ついててやるから」とニコッとしながらわたしに言った。わたしは何だかホッとしてそのヌクモリに身を預けたとき、涙が溢れてきた。ふと夢だと気づいたとき、わたしは目が覚めた。
弟たちが出てくる夢をよく見るのだけれど、弟が夢の中にいると、毎回ふと「あっ、これって夢なのね」と夢の中で必ずといってもいいほど気づくのよ。そのあとは、その夢を夢の中だと思って楽しむことの方が多いのだけれど、今朝は違っていて、夢であることに気づいた途端に目が覚めたの。そして本当に涙が流れていてね。とても苦しかったわ。
彼らに傍にいて欲しいと思っても、「ついててやる」と言われたとしても、現実的にはもう無理なのよね。気持ちの整理ができたと思っていたのに、やっぱりそんなに簡単なことではないわね。

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